【コラム】フリーランスの作曲家として上京してから5年間どんなマインドをしてきたのかをまとめてみました


 

最近、色々な方との席で
「神馬譲が2010年に北海道から上京してから今までの5年間、フリーランスの作曲家としてどのようなマインドで活動をしてきたのか」
というテーマでお話する事が増えてきまして、「参考になった」との感想を頂ける事も多く、ここ最近色々な方にお話した内容を一度まとめて見ようと思い、箇条書き風ですが、記事にしてみました。
文字にしてみると、思考の整理にもなり自分でも発見があって興味深いなぁというのが率直な感想です。
というかなんか偉そうに色々書いてるなぁという感じですが、参考になって頂ける方がいたら光栄です。
また、記事最下部には現在のマインド形成のきっかけになった書籍の紹介もしています。

(※命令口調で書いたりしていますが、下記に書いてある事を神馬が全て完璧に実行しているわけではないです。むしろ「普段心がけるようにしている事」というニュアンスの方が正しいです)

【行動】編

■自分から人の集まる場所に突撃しろ

受け身では何もやってきません。「人との出会いがない」「新しい繋がりを」と思うのなら、自分で人の集まる店やイベントを探してそこに突撃するか、人が集まるイベントを企画する等、能動的に動いた方が確実に結果が出ます。又は「こういうイベントを探しています」等普段から人に言うことも重要です。

 

■数字で言えない目標は作るな

「今年の目標は、去年よりも活動的に頑張ります」とか最悪な目標です。全てが抽象的で何を持って頑張った事になるのかが分かりません。それだったら「今年は新しいクライアントを5社増やします」「3つ以上の展示会に出展します」とかの方が達成度が分かりやすく努力するベクトルも明確です。

 

■「できない理由」ではなく「できる方法」を考えろ

リコーの初代社長「市村清」氏の言葉です。
「できない理由」はどんなに時間をかけても「できない理由」が増えるだけで「できない」という結果に変わりはありません。しかし「できる方法」は時間をかければかけるだけ、たくさんの選択肢が出てきて「できる」という結果に近づいていきます。
とても自分に影響を与えた言葉の一つで、常に僕も意識するようにしています。

 

■選択肢に迷ったら「困難」な方を選べ

こっちの方が不思議と良い結果が出ることが多かったです。面白い事に確かに「困難」であっても、「頑張ればクリアできるレベルの困難」である事がほとんどでした。

 

■経験が無い人は「圧倒的伸び代(のびしろ)」でアピールしろ

僕の作曲家駆け出し時代の経験として、駆け出しの人を判断する時は、最初の作品と次の作品のクオリティの差つまり「伸び代(のびしろ)」でその後の可能性を判断される事が多いと感じました。
今は総合的なクオリティが低くても「このまま行けば数年後にこうなるかも」と、相手に想像させる事ができれば、次のチャンスをもらえたりします。「圧倒的伸び代」を見せつける事が大切です。
逆に「こいつはこれ以上伸びないだろうな」と思われたら、次はないです。
そしてこの「伸び代」のアピールは一生続くんです。「この人はもっと凄くなるかも」と思われれば、さらに大きなチャンスをもらえたりします。それも含めて自己アピールなんです。

 

■「迷い」防止の為に「抜けられない状況」に自分を追い込め

【1】
2010年北海道で会社員時代「作曲で飯を食うには東京に移住しなければもう無理だ」という想いに駆られていた時期、東京に知り合いもほとんどいないし、仕事の宛も何もない。さぁどうしようと散々悩んだ末、このままでは何も前に進まないなと感じたので、考えるのを止めて「上京するので会社辞めます」スパッと辞めてしまいました。
すると、辞めてしまった以上、上京するしか選択肢はなく、それからは「東京でやっていく為にはどうするか」という事のみに考えと行動を集中する事ができ、当時貯金が2万円しかなく引っ越し費用も無いという状況を見かねた知り合いが引っ越し費用等を全て工面してくれたり等、周囲の協力も得られ、気がつけば数ヶ月後に上京していました。
あの時、ずっと「上京するかしないか」という選択肢だけを考え続けていたとしたら、2015年の今でも悩みながら北海道に住んでいたなぁと思います。

【2】
 2014年にクリエイターEXPOという展示会があったのですが、そこに出展するかの判断を一年前(2013年)にしなければいけませんでした。どんなメリットがあるか未知数だし、しかも参加費は約10万円。。。はてどうしようか。そこで迷っても仕方がないので、先に申込みを済ませてしまい、自分を逃げられない状況に追い込みました。すると「EXPOを有意義な内容にする為にはどうすれば良いか」「参加費の元を取るにはどうすれば良いか」ということだけに集中する事ができました。
その結果、現在シリーズとして継続している、セルフプロデュース作品「紅絵巻」の第一弾CDを完成させる事に繋がりました。

「やるかやらないか」で悩むのなら、さっさと片足を突っ込んで「やらなきゃいけない」状況に追い込んで「どう成功させるか」に集中した方が時間が有意義に流れると思います。

→関連記事 「紅絵巻 -KURENAI EMAKI-」完成記念特設サイトを公開しました


【3】

例えば「海外に行きたい」と思ったのなら先に航空券を買ってしまえば良いんです。嫌でもスケジュールの都合をつけなければいけない。そしたら「行くかどうか」で悩まなくても良くなる。僕はこの「抜けられない状況に追い込む」事を「オートマティックに動く(自動化する)」という表現で呼んでいます。脳みそ使わないんで楽です。

 

■人間は三年で変われる。変わらなかったら努力が足りないか、そもそもその分野に向いてないかのどちらか

三年間あれば中学校・高校はそれぞれ卒業できます。違うステージに人生を移す事ができるんです。三年間ってそれだけ濃厚に生きる事ができるんです。あと一年足せば大学も卒業できてしまいます。
三年間必死にやって自分のステージが変わらなかった場合は、努力が足りなかったか、根本的にセンスが無いかのどちらかなんです。ほとんどは努力が足りないことが多いような気がします。
そしてもう一つ「三年間で結果が出せないと、他人にも才能が無いと判断される」事が多いです。仕事を振ってくれるのは他人です。実はこっちの方が重大な事なのかも知れません。

 

■「現状維持」は後退

少なくとも音楽業界では、常に自分自身が「成長」していかないと時代の流れに追いついていけません。
「現状維持」をしていると、数年で時代遅れになり、後退してしまいます。

 

■「時代にあったツールを使えるようになる」のは当たり前

「音楽制作で仕事したいけど、自分はパソコンが苦手なので特に触っていません」こういうのは論外です。時代で標準になっているツールを使いこなすのはプロとして当たり前の事です。そんな最低限の努力もできない人は、一生仕事はもらえません。
常に最新のソフト・機材等を購入して研究・勉強なのです。
これをやらなくなると「現役」ではなくなると思います。

 

■「経営」「事務」「営業」「メイン業務」全て独りでできてフリーランス

フリーランスは一人会社のようなものです。「経営」「事務」「営業」「メイン業務」を全て自分でこなせなければなりません。もし苦手な分野が多いのであれば、努力をしてそれらを克服するか、早めに代わりにやってくれる人を探すか、何処かの組織に属した方が良いと思います。でなければ、円滑な業務が成り立たないばかりか、悪意のあるクライアントに足下を見られて大きな損をする事もあります。

 

■何か行動を起こすときは「微調整」よりも、「極端に変えてしまう」方が楽

上京前の1年間程、「音楽の修行」という事で、電話のアドレス帳から仕事関係以外の知人全てを削除して、遊びの誘いがあっても全て断って、音楽制作に関係のないマンガやゲーム色々を全て処分して、音楽しか作れない環境にし、空いた時間を全て音楽デモ作りに充てていました。あの時は周囲に「頭がおかしくなった」と噂されましたが、今振り返るとあの一年間で今までにない成長ができたなぁと実感しています。

 

■まずは「言い出しっぺ」がみんなを引っ張れ

何かを企画しようとした時、言い出しっぺとその賛同者とのモチベーションには大きな差が生まれるのが自然です。
そして、そのモチベーションは言い出しっぺが最も高いものです。
ついつい、言い出しっぺは「自分のモチベーションと同じくらい賛同者のモチベーションも高い」と思いがちですが、そこを勘違いしたままだと、「せっかく○○しようと盛り上がったのに、誰も何もしてくれない」という不満を感じる状態に突入してしまいます。
まずは、言い出しっぺがリーダーとなり、率先して動いて周りを引っ張って行くべきです。
みんなのモチベーションを高める事が、言い出しっぺの最初の仕事です。

 

■「○○やりましょう!!」の賞味期限は24時間

飲み会等で「今度○○を企画しましょう!!」「みんなで○○しましょう!!」みたいな感じで盛り上がる事は多くても、結局何もやらなかったという事がほとんどです。
それは何故かと言うと「24時間以内に次の行動を起こさなかった」からです。
「○○やりましょう!!」のモチベーションの賞味期限は24時間だと思った方が良いです。もっと言えば、その日帰宅して一晩寝たらほとんどの人のモチベーションは失われています。
皆で盛り上がった企画を実現する為には、最初の言い出しっぺが24時間以内に新しいアクションを起こす事が必要です。

例/
A「今度○○みたいなCD企画を一緒にやってみませんか?」
B「へぇ、面白そうですね。ぜひやってみましょうよー」
A「本当ですか!? 実は今日、既にデモを用意してきたんです。このアレンジを今月末を目標に手分けして詰めていきませんか?」

というように、YESと言った相手を直ぐに次の展開に持ち込んで行くらいの準備とリズムが必要です。

 

■イベントは企画した者勝ち

飲み会とか交流会とかイベントって、企画するのは敷居が高いと思われがちですが、実際に企画してみるとそんなたいした事ではなかったりします。(お金をたくさん動かす系な、ビジネスとしてのイベントは別かもですが)
世の中は「大変だと思ったら、そんなに大変じゃなかった」という事が多いです。敷居を勝手に上げているのは自分自身です。
それと、イベントがあれば参加したいなーと考えている人達はかなり多いので、何かを企画したら意外と参加者がいたりします。

 

■「大変だと思ったら、そんなに大変じゃなかった」「簡単だと思ってたら、結構大変だった」が多い

前項目の続きです。この2例が多いような気がします。という訳で「大変だと思う事」に集中していっぱいチャレンジして見た方が、「そんなに大変じゃなかった」事が多いので結構楽しく長続きするんです。世間からは「凄い事をした人」と見られるわけで、一石二鳥というかなんというか。

 

■人と人とを繋げると面白い

人に人を紹介して新しい繋がりを持ってもらう。というのを繰り返していると、自分にとっても面白い出来事が起こる事が多いです。人と人との融合のパワーってとっても強大でそして関わっていて楽しいです。
逆に「とにかく自分に誰か紹介して」みたいなミーハーな発言を繰り返している人の周りには人がいない事が多いです。(「次の制作用に、ギタリストが必要で誰か良いミュージシャンいない?」等、ピンポイントで人材を捜している場合とかはこれに該当しません)

 

■「できない」は言わない

自分に苦手な案件が来ても「できます!!」と気持ちよく言いましょう。そして、それから必死にやってみたら、意外に出来る事が多いです。「出来ない事」のほとんどは「頑張れば出来る事」なんです。
もし、頑張ってもずっと出来なかった事の方が多かったら、その職には向いていないと思うので、違う職を探した方が良いかもです。。。

 

 

【飲み屋】編

■飲み屋は出会いの宝庫

行き付けの飲み屋をたくさん作りましょう。飲み屋は出会いの宝庫です。僕は、仕事相手も、結婚相手も飲み屋で見つけました。
飲み屋ではお客さんみんな友達になれます。そこに上下関係はありません。だからこそ面白い融合が生まれるんです。

 

■飲み屋で早く常連になる方法

常連になりたいお店があったとして「一日でたくさんお金を使う」よりも効果的な方法があります。
お店が比較的暇な時間帯に出向き「一杯飲んでサクッと直ぐに帰る」これを数日間連続して行うと、一気に常連になれます。お酒を飲めない人はウーロン茶でも良いんです。たくさんお金を使う必要はないんです「たくさん顔を合わせる事」の方が重要なんです。
さらにお店にとっては暇な時間帯に来てくれるお客さんは嬉しいです。
常連になったら、次は忙しい時間帯にも顔を出してみましょう。どんなに混んでても歓迎してくれるはずです。

 

■常連になった店は貸し切ってみる

常連になった店は、積極的に貸切等の用途で利用させてもらいましょう。この時のコツは「そのお店が暇な曜日・時間帯にセッティングする」という事です。
暇な時期に確実にお客さんを入れてくれるのは、お店側もとても喜んで貰えます。

 

■新しいお客さんには特に親切に

新参客にとっては、そのお店の常連客もそのお店を判断する要素の一部です。そのお店を大切にしたいのなら、新参客にも親切に迷惑をかけないようにするべきです。

 

【人付き合い】編

 

■全ての仕事は「他人」から入ってくる

自分が自分に仕事を発注してギャラを払うという事はありえません。全ての仕事は他人からもたらされます。他人と交流をしている時点で、仕事は既に始まっているんです。

 

■「決して悪い人ではないけど極端に常識が無い人」は要注意

今まで自分がトラブルというか痛い目を見させられてきた人達の共通点を上げるとすると、上記の人です。
「決して悪い人ではない」というのがくせ者で、関係を切るのもなんか悪いなぁとか思っちゃうわけです。
そうしているうちに、面倒くさい事態にドンドン巻き込まれていく。。。という感じです。
最近はこの人危ないと感じたら問答無用で関係を切るようにしています。
「常識は持っているけど、自分の信念であえて常識に従わない人」はむしろ好きです。

 

■「影響を受けたい人」の側に住め

僕が2010年に上京する直前に、ご縁があって東京在住のプロのミュージシャンの方を紹介してもらいました。で、僕がいざ上京する時に「ネタとして面白いだろう」と思い、その方の徒歩二分の近所(しかも家賃の高い世田谷に!!)に引っ越しました。まだ一回しかお会いした事が無い方です。相手はとても驚いたのと同時に、あまりにも近所に来たので僕の事を放っておけない感覚になり。色々な方を紹介して頂いたり、普段から色々と貴重なアドバイスを頂く機会を作ってもらう事ができました。
物理的な距離が近いというのは、とても重要な事です。
電車を乗り継いで行く距離と、徒歩数分の距離とでは、近い方がちょっとした食事にも誘われたり、プライベートや仕事で関わる機会が明らかに増え、色々なチャンスが多くなります。
「影響を受けたい人」がいたら必ず側に住むことをオススメします。

 

■人に誘われたら、とりあえず行け

よほどスケジュールが立て込んでいたり、うさんくさい集まりでなければ、基本的に人にお誘いを受けたら参加するようにしています。(宗教系・ネットワークビジネス系の類は興味が無いのでお断りしています)
そもそも「誰かからお誘いを受ける」という事自体が凄い事だと思うんです。嫌われていたら誘われないですしね。そこで新しい出会いの縁があるかもしれないし、何より誘って頂いた方とさらに仲良くなれるチャンスです。僕はスケジュールが立て込んで参加できるかどうかが微妙な時は、可能であればタクシーを使って15分間だけでも良いから参加するように心がけています。
明日その人が突然死んで二度と会えなくなる事だってあるんです。Facebookの知り合い等でも、若くして突然死された方が何人かいらっしゃいました。
「あの時会っておけば」と思った時にはもう遅いんです。一期一会、会える機会があるというのは、とても重要な事だと思うんです。

 

■「人付き合い三回の法則」

神馬の持論として「人と三回会えば一つの壁が取れる」と思っています。一回目は規模の大きい交流会等で「初めまして」で出会い、二回目は少し中規模な会で「この前はどうも」的な感じで再会し、そして三回目からは一対一等のかなり小規模な人数で、深く語り合ったりしても違和感のない関係になれる事が多いです。
僕はこれを「人付き合い三回の法則」と呼んでいます。
逆に「この人、なんか合わないな」というのも、それである程度確定したりもします。

 

■大切な人のお誘いを三回連続で断らない

昔何かの本で読んだフレーズで「大切な人のお誘いを三回連続で断ってはいけない」という言葉があります。
これは、人は連続で自分の誘いを断られると「避けられているのでは? 嫌がられているのでは?」と無意識に感じてしまい、それ以上誘う事をためらってしまう傾向があるとのことです。
僕はこれはかなり言い得て妙だと思っていて、逆に言うと「嫌いな人の誘いを三回断れば、誘いは来なくなる」という使い方もできるという。
あと「呼んだら必ず来る人」になると、とても可愛がられるようになります。

 

■「批判」「悪口」「陰口」には「ありがとう!!」と言って終わり

「ありがとう!!」と気持ちよく言い放ち、自分の目標を達成する行動に戻りましょう!!

 

■「批判」「悪口」「陰口」は、それ以上は見ない

自分の批判等が、書いてあると人間はついつい二度や三度繰り返し見てしまいたくなるものですが、一度見たらそれ以上は見ないように(物理的に見えないように)しましょう。時間の無駄です。
Facebookなら非表示・ブロック設定・Twitterならアンフォローです。

 

■人に嫌われたら「ラッキー」と思え

誰かに嫌われたら、「関わらなくても良い関係が早く分かってラッキー」と思うようにしています。
合わない人は合わないんです。遅かれ早かれその人には嫌われるんです。
だから、早くそれが判明してラッキーと思いましょう。

 

【マインド】編

 

■「ウザイ」くらいが丁度良い

「こんなに自己アピールしてウザがられないか?」という考えは自意識過剰です。
世間の人は自分が思っている程、自分の事なんか意識もしてないし考えてもいないです。
どこかのブログが炎上しても二週間もすれば、嘘のように沈下します。
例え今日自分が死んでも、地球は明日も廻り続けます。世の中に対しての自分の存在なんて所詮そんなものです。
むしろ「ウザイくらい自己アピールができないと他人の記憶には残ってくれない」と僕は思っています。
あと「ウザイ」と言われる事があったとしたら、それだけ相手の印象に残ったという証拠です。喜びましょう。
ウザイくらいで丁度良いんです。

 

■「難しい事」は「簡単」にしろ

難しそうな悩みが出てきたら極力シンプルに考えるようにしましょう。
難しく考えると答えも難しくなります。難しい答えは実行するのも難しいです。
だから、極力「簡単」に考えましょう。

 

■「ピンと来た」という第六感を信じすぎるな

今まで「ピンと来た」事に従って、良い結果が続いてるときは、「勘が当たっている時期」です。その時期は黙って勘に従った方が良いでしょう。
しかし、「ピンと来た」事に従ってネガティブな結果が続いている時は「勘がズレている時期」です。そういう時は、あえて「ピンと来た事の逆」の選択肢を選んでみると勘が修正されて、ポジティブな結果が出たりします。「勘」はある程度の指標にはなりますが、たまにズレたりもするんです。
あと「勘がずっとズレまくってる時」は、根本的に自分の何か(生活リズム・考え方etc…)変えなければいけない時期なのかもしれません。

 

■ネット上に「愚痴」を書くと損をする

Twitter・Facebook等に愚痴を書くのは控えた方が損が少ないと思います。
「言霊(ことだま)」が存在するのかは分かりませんが、ネガティブなワードはそれを見た人になんらかのネガティブな影響を与えるのではと僕は思っています。
少なからず僕が見てきた限りでは、愚痴がポジティブな結果を生んでいる場面を見たことはありませんでした。
特に、他人への悪口・揶揄とかは最悪な事態を生んでいることが多かったです。
ただ愚痴ではなく「意見」や「対案」等を論じているのは問題ないと思います。

 

■スーパーポジティブになりすぎない

スーパーポジティブに生きるって、実は結構エネルギーの消耗が激しかったりします。
なるべく自然体にというかなんというか。

 

■「情熱」や「想い」に寄りすぎない

世の中って「何をしたか」「何を作ったのか」等の「結果」で判断してくる事がほとんどで、「情熱」や「想い」等のメンタルの類はその次のステップだと思います。何かに情熱を燃やしてやる気に満ちてメラメラしているだけで何も行動せず一ヶ月過ごすなら、鬱状態でも毎日15分でも良いから新しい作品の制作等に着手した方が後々結果が出ることが多いです。

 

■「明日自分が死ぬかもしれない」と毎日思え

スティーブジョブズの有名な言葉です。「明日死んでも後悔がないか?」と問うだけで、色々悩んでいたとしても、それらがちっぽけに感じる事が多いです。

 

■同業者は「仲間」だと思え

よく「同業者は敵」「蹴落として上に上がれ」という言葉を聞きますが、僕はそれらのアドバイスは一切取り入れてきませんでした。
僕は同業者に関しては「同じ業界で切磋琢磨している仲間」という意識で見ています。
彼らがみんないなくなっても成り立たないんです。同業者がいるから「業界」が成り立つし、「成長」があるんです。

 

■他人と比べるな、「昨日の自分」と比べろ

「妬み」「嫉妬」そこら辺は捨てましょう。他人と自分を比べたら落ち込むことが多くなります。そもそも生まれも育ちも経験も条件が全く違うんです。自分と他人を正確に比べることなんて不可能です。比べるのなら「昨日の自分」と「今日の自分」を比べましょう。「昨日より今日を良くする」その積み重ねです。

 

■他人の成功を祝福しろ

成功した人がいたら「凄い!! 自分も頑張ろう!!」と自分のエネルギーに変換してしまいましょう。
相手のパワーを自分の物にしてやるんです。

 

■自分が腑に落ちないことには従うな

他人は自分の人生を代わりに生きてはくれません。自分の人生は自分が生きるしかないんです。

 

■人生の責任は全て自分にある

他人のせい、時代のせい、政治のせい、自分以外に責任を押しつけるのをやめましょう。今の自分の状況は、全て自分の責任です。全ての選択は自分に掛かっています。自分の人生を変えれるのは自分だけです。

 

■「今日」は「昨日」までの結果

去年までの結果が今年です。今年の結果が来年です。その結果には原因があります。今までと同じ事をしていたら今までと同じような結果しか出ません。自分の将来を変えたいのなら、今までと違う事をしなければいけません。「今までと違う事をすれば、今までと違う結果が出る」という事です。それがポジティブな結果か、ネガティブな結果が出るかは、やってみたら分かるんです。仕組みは至ってシンプルです。
下記は大前研一さんの言葉で、僕が特に印象に残っている言葉の一つです。

「人間が変わる方法は3つしかない。ひとつ目は時間配分を変えること。ふたつ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的なのだ」

 

■「苦労」するな「努力」をしろ

「苦労」と「努力」は違います。「苦労」する事を癖にしてしまうと、「苦しむ事が良い事」という間違った方向に向かってしまう事が多いです。
するととにかく「苦しむ方向」ばかりに身を置こうとしてしまい、
「こんなに苦労してるのにどうして報われないんだ!?」というストレスになります。
僕はそれを「苦労癖」と呼んでいます。
「苦労」はその時の状況を表しているだけであり、それ以上もそれ以下もありません。
「努力」は行動を意味します。
「結果」を産むのは「努力」です。
「苦労して結果を出した」というのは、「苦労の中で努力をした」というのが正しいんです。

 

■「報われない努力」もある

「努力をすれば報われる」という美しい言葉がありますが、です。
そんな事を言う人間は、まず信用してはいけません。
残酷なようですが、世の中には「報われない努力」が結構あります。
僕たち人間はどんなに生身の身体で両手をバタバタさせたところで、鳥のように飛ぶことはできません。「自分の目指している事が、そもそも自分の努力で達成できる事なのか」を見定める事はとても重要な事です。

 

■チャンスを逃しても気にするな

その道に集中していると必ず「明らかにそれを成功させれば人生の転機になるようなチャンス」があるのですが、それらを全て物に出来るとは限りません。むしろ失敗する事の方が多いかも。
重要な事は、一つのチャンスを逃しても、しばらくすると突然違うチャンスが訪れたりするので、「常に新しいチャンスに備えている」事が重要です。チャンスを一つ逃したくらいでクヨクヨしても時間の無駄です。さっさと忘れて次のチャンスに備えましょう。

 

■「圧倒的実力」を見せつけると、周りが放っておかない

人は「凄い」と思ったり、「感動」等を経験すると、それを放っておくことができなくなります。もし自分がその分野で圧倒的な技術なりを見せつけることができれば、必ず他人は自分を放っておけなくなります。周りが勝手に自分のステージを上げようと動いてくれるようになります。

 

■「天才ではない」という事をさっさと知れ

もし自分が天才だったら、とっくの間に売れているし、もっと凄い階段の登り方をしているはずです。今売れっ子じゃない時点で天才じゃないんです。でも業界には名だたる天才達がたくさんいて、その天才達と勝負していかなければなりません。
「凡才の自分が、天才と互角に勝負していくためには、どうすれば良いか?」
という視点が次のステップを産みます。

 

■「稼いだ金額」=「誰かの役に立った総量」

お金を稼ぐというのは、誰かの役に立ったという事です。金額はその対価です。
つまり「感謝された総量」です。

 

■お金を人の為に使え

人から頂いた感謝(お金)は、自分でため込んでは腐ってしまいます。大切な人・お世話になった人達に還元して感謝の輪を作ると良い流れができます。

 

■「金儲け」を最終目標ではなく「人の役に立つ事」を最終目標にしろ

お金を儲ける事自体は全く悪い事ではありません。むしろお金が無いと生活が成り立ちません。お金はとても大切です。しかし不思議ですが、「人の役に立つ事」を目標に仕事をしていると、その方が結果的にお金がついてくるような気がします。

 

■「死ななきゃOK」を口癖にする

「その仕事上手くいかなかったからって、命まで取られますか?」
「そのコンペ落選したからって、命まで取られますか?」
「上手く仕事が取れなかったとして、命まで取られますか?」
「その人に嫌われたからって、命まで取られますか?」
どんな失敗したって死ぬわけではないんです。でっかい借金背負っても自己破産とか生活保護とか日本では全然やり直せるんです。
死ななきゃ0Kなんです。命がある限りチャレンジできるんです。
また明日も懲りずにやっていきましょうよ。

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参考になった書籍等

下記は神馬が今まで読んできて、マインド的に特に参考になった書籍を紹介します。
過去にBlog内にて書評として取り上げた事がある本は関連記事としてリンクを張ってあります。
その他の本の細かい紹介等は長くなりそうなので、後日別記事にてまとめたいと思います。

 

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間
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